雛壇アーキテクチャー

雛壇つくるぜ

ソニック ザ・ムービー(吹替版)観てきたよ

■総評

以前から家族と観ようと約束していた『ソニック ザ・ムービー(吹替版)』観てきたので、劇場で映画を観ることができる喜びとともに感想を書く。ミッションインポッシブルシリーズの感想を書く予定だったが、予定変更だ。

https://sonic-movie.jp/

映画のターゲットはおそらく小学生くらいのお子さんとそのご家族かなと推測される内容だったが、実際に劇場に来ていたお子様は皆さんとても喜んで観ていた様子だったので、完全に大成功と言ってよいと思った。結論だけ書くと90点/100点。

 

ちなみに原作となるゲームをプレイしたことはなく、映画を観た後でネット上の情報をみてから知ったこともあった。そのため、原作ゲームのファンの方がこの映画を観てどういった感想を持つのかということは予測できないが、この映画だけを観て思ったことだけを書いておきたい。(以下、ネタバレ注意)

続きを読む

トム・クルーズ マラソン on Amazon Prime

Amazon プライムビデオで色んな映画を観たよ

 新型コロナウイルス関連のいわゆる自粛期間は映画館に行けないことだし、Amazonのプライムビデオを利用しまくって色んな作品を観ていた。

 本放送当時は観ていなかった大人気の『鬼滅の刃』もプライムビデオでみることができ、見事にハマるなどサブスクサービスの恩恵にあずかっているが、映画も結構みている。

 「こんな時だから」というノリで何の気なしにみる作品ばかりなのだが、とてもいい作品だなと感動した作品もたくさんあった。いや、むしろ 「こ、こいつぁすげえ映画だぜ!」と感動させられる映画もいくつもあったので、それらの感想を書いておきたい。

 

 本当にいろんな映画を観たのだが、この記事の中ではとりあえずトム・クルーズが出ている映画のうちAmazon プライムビデオで観たものについて感想を書いておく。(ネタバレがあるので注意)

 

トム・クルーズラソンスタート

 観るきっかけは特になかったのだが、今年の12月に続編が公開されるという『TOP GUN』(トップガン)がサジェストされていたのでそのまま再生してみた。

 観る前のイメージでは、ただのトム・クルーズのイメージビデオなんじゃないかというイメージだったので、話のネタになるかなぁ、くらいの感覚で再生したが、思った以上に良い映画だった。結論だけ書くと、総評75点/100点。

続きを読む

フォード vs フェラーリ観てきたよ

■総評

 『フォード vs フェラーリ』をIMAX 2Dで観てきた。最高の映画体験だった。そもそもが非常に良い内容の映画である上にIMAXの破壊力を上乗せした贅沢映画体験とでもいうべきだろうか。

 こうして私の人生はIMAX前とIMAX後の二つに分断されることとなるのかもしれない。95点/100点。

www.foxmovies-jp.com

 

 ちなみに私は自動車のことやモータースポーツなど全く知らないド素人だが、メインキャラクターを魅力的だと感じられたのでものすごく楽しむことができた。

 いや、むしろド素人だからこそハラハラドキドキの気持ちが続く150分間を楽しむことができたとすら言える。

 上映時間の半分以上はハラハラのあまり拳を握り込まざるを得ず、せっかく買ったポップコーンを食べるタイミングを完全に逃してしまった。

 

 モータースポーツのモの字も知らない素人なりに様々な感情が溢れてくるのでいきなりネタバレ全開の感想を長文で書く。未見の方はご注意を。

 

(以下、いきなりのネタバレ注意)

続きを読む

アナ雪2を観てきたよ

■アナ雪2を観てきた

日本の劇場で公開されてから1週間後の2019年11月29日にアナ雪2を観てきた。年内どころかとっくに2020年になって仕事始めも成人式も終わったころに今更かよという感情は我ながら無視できないものの、とても良い映画だったので感想を書いておきたい。(ネタバレを含むので注意)

 

■総評

95/100点。映像の美しさとキャラクターが最終的にいい感じのポジションに収まるのでいいのではないかと。2回劇場で観たが、2回ともお子様が喜んでいて大変ほほえましかったあたりもいい映画だったなと思えた。


(以下、ネタバレ注意)

続きを読む

2019年観た映画一覧

■2019年は映画をたくさん観た

2019年の内に書くつもりだった記事は、あっさりと年を越して2020年1月2日に投稿されることになった。

あけましておめでとうございます。

2019年は、よく映画を観た一年だった。

まずは以下に簡単な感想とともに列挙してみる。

```

仮面ライダービルドの本編後の世界を描いたVシネの特別上映作品。万丈龍我が主人公。

・龍我と戦兎が仲良くやってて良かった、龍我にちょっとしたロマンスがありそうでよかった&戦兎にもヒロイン出てくるといいね、というファンのための作品。

 

  • 七つの会議

池井戸潤の小説を原作にした映画。池井戸作品のドラマの常連出演者が出まくっているので、日曜劇場の常連視聴者として楽しめそうと思って観に行った。

・ストーリー的にも演出的にも楽しく観れたし、推しの俳優 役所広司さんも出演していて俺得作品。

 

・人間凶器 京極真を軸にしたストーリーの名探偵コナンの劇場版。

・京極さんとLANねーちゃんのアクションが見どころで、小五郎のおっちゃんもしれっとカッコいい映画。

続きを読む

藤田和日郎先生の原画展に行ってきた

■生原稿セラピー

先日『はじめの一歩』大原画展に行ってきたことはブログに書いたが、その後なんやかんや忙しくして風邪を引いたりしたのを見かねたのか、妻が藤田先生の原画展に行こうと誘ってくれた。

妻も忙しいところだったので少し気が引けたが、先日は『はじめの一歩』の生原稿に興奮したところだったので、藤田先生の生原稿も見たいという欲求には逆らえず、最終日前日の22日に横浜そごうへ行ってきた。

f:id:hinadanarchitecture:20191227224424j:image

■期待半分不安半分

正直なところ、自分は読んでいる漫画がかなり偏っているため、特定少数の作品は読み込んでいるものの、時間をかけて読み込むだけの時間を捻出する必要のあるものについては中々手を出せないという人生を送っている。

藤田和日郎先生という漫画家が『うしおととら』『からくりサーカス』『月光条例』という作品を描いていた先生で、2019年現在も『双亡亭壊すべし』を連載しているということは知っていたが、実際に読んだことがあるのは『月光条例』のみだった。

 

そのため、『はじめの一歩』のように子供の頃から読み込んだ作品ではないものなので(そもそも見に行っていいのか?)という疑問すら抱いて不安になりつつ横浜へ向かった。

 

ちなみに『うしおととら』『からくりサーカス』は近年のアニメを視聴し、特に『うしおととら』は録画したものを何度も再生して胸を熱くしていた。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145003j:image

■杞憂だった

結論からいうと大変素晴らしい原画展で、もっと心ゆくまで堪能していたかったが、時間の都合もあったため帰路についた。「有給を取って平日にじっくりと見るべきだった!」と妻にこぼしてしまうくらいに素晴らしかった。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145026j:image

■キャラが生きている

キャラの眼で心を語らせる漫画だなぁとずっと思っていたが、生の原稿を見るとキャラが生きているというか絵が生きているというか、絵に命が宿っているからキャラになっているのか、キャラに命が宿って紙の上に存在しているのか混乱してしまうくらいの存在感だった。

『はじめの一歩』のときは紙の上でキャラが躍動しているのを感じたが、藤田先生の原画展では「キャラが存在している」ように感じられ、蒼月潮くんや加藤鳴海くんに至っては体臭すら感じるような気がした。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145114j:image

■ファンのみなさまが大変楽しんでおられた

絵と同じくらい印象に残っているのは来場していたファンの方々がとても楽しんでいたことだ。ある人は私と同じく夫婦で来場していたり、ある人は友人たちと来場していたりした。中には単独で来場している方もいらっしゃったが、その方もお気に入りのシーンの前ではほんのり笑顔になったり、原稿の中のキャラと同じような表情になったり、それぞれがそれぞれの思い出をループしながら平和に原稿に見入っていた。

後から振り返ると自分自身もその中にいたわけだが、改めて人の心を引き付ける引力のある漫画だと実感した。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145124j:image

■書こうかどうしようか迷ったけど

これは書こうかどうすべきか迷ったが、自分としては絶賛なので書いておきたい。藤田先生がエゴサの限りを尽くして読んでしまい、不愉快なお気持ちになられたら申し訳ございません。私なりの絶賛の表現です。

(あんな怖い作品の生原稿見たら怖くなりそう)そう思っていた時期が俺にもありました。しかし、これこそ完全な杞憂だった、というか完全に真逆だった。潮が獣の槍に魂を食われてケモノになりかけている大コマや白面の者が猛っている大コマ、鳴海にいちゃんが絶望に打ちひしがれているコマなどは間近で見続け、写真も撮り、未だに隙間時間さえあれば眺めていたりするが、爽やかな気持ちしか残らない。あんなに迫力があって、キャラクターの感情やおそろしさすら込められている絵なので、見た瞬間に心にのしかかる重さや心痛などはあるのだが、最後に残るのは爽やかな感情だけなのだ。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145202j:image

f:id:hinadanarchitecture:20191227145230j:image

f:id:hinadanarchitecture:20191227145242j:image

勝くんは元々汗と涙のにおいがする少年だったけど、成長した勝くんもいい感じに男くさくて良い。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145825j:image

f:id:hinadanarchitecture:20191227145728j:image

これが少年漫画を極めた生原稿の力なのだろうと感服した。

見に行って本当に良かった。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145258j:image

f:id:hinadanarchitecture:20191227145322j:image

f:id:hinadanarchitecture:20191227145336j:image

これは余談だが、このページを見たときとても心揺さぶられながら、島本和彦先生もこういうこと言ってそうで仲良さそうだなと改めて思った。

f:id:hinadanarchitecture:20191227145409j:image

 

『はじめの一歩』大原画展に打ちのめされて泣きそうになった

f:id:hinadanarchitecture:20191230151340j:image■今でも読み続けている漫画

このエントリを書こうとして自らを省みていたのだが、子どもの頃から継続して今でも単行本を買って読み続けている漫画、というものは意外と少ない。

自分自身が30代半ばという中年のスタート地点に立ったあたりということもあり、そもそも子どものころから作品が続いているものが少ないのだ。小学生くらいまでに始まって今も続いているもの、としては『ジョジョの奇妙な冒険』『ゴルゴ13』あたりがパッと出てきた。ジョジョについては6部まリアルタイムで読んでいた。結果的には『Steel Ball Run』以降は読んでおらず、ジョジョについては思うところが色々とあるのだが、話が逸れるので別エントリで書きたいと思う。

そもそも続いている作品があまりないのだから、さらに読み続けているという条件が付くと更に絞られてしまうが、私にとって『はじめの一歩』はそれらの条件を充たす唯一の作品だ。

f:id:hinadanarchitecture:20191230151128j:image

続きを読む